|
|
1:取り外した部品を裏返してみてください。ブレーキシューが見えました。矢印で指している部分が、ワイヤーで引っ張られることで、ブレーキシューを外側へ押し広げます。 |
2:けっこう固めのスプリングで固定されていますので、片側の隙間にマイナスドライバーなどを差し込んで、グイっと持ち上げます。あとは力で広げながら、残ったほうも取り外し。 |
|
|
3:この部分が1の矢印部分の拡大。これの裏側についているアームに、ブレーキワイヤーが取り付けられいるわけです。 |
4:ブレーキレバーを握り、ワイヤーが引っ張られると、アームも同時に引っ張られ、このように動きます。両隣のブレーキシューが押し広げられます。 |
|
|
5:押し広げられたブレーキシューは、このホイールの内側に押し付けれ、ブレーキが効くことになります。よって、汚れやサビ等を落とし、油脂類が付かないように気をつけましょう。 |
6:これは新品のブレーキシュー。角の部分を耐水ペーパーなどでならします。初期のなじみがよくなるそうですが、よくわかりません(笑)なんとなく昔からやっているだけなので(;´Д`) |
|
|
7:このような状態で組み付け。キタコのキットにはスプリングが付属されています。 |
8:ブレーキシューを押し広げるために稼動する部分にブレーキ用グリスを塗ります。すぐに溶け出してしまうような、粘度の低いグリスはさけてください。ブレーキ効かなくなりますよΣ(゚Д゚ υ) |
|
|
9:片側半分を取り付けたら、反対側をひっぱって組み付ける感じ。スプリングがとれないように注意です。うまくはまらない可能性もありますが、頑張って♪ |
10:あとはホイールに取り付けて、シャフトを挿入するだけです。サビなどでデコボコしていたら、耐水ペーパーで段差をなくしてあげます。ここもグリスを塗ったほうがいいかもしれません。 |
|
|
11:ブレーキシュー側は、フロントフォークの突起が、溝にはまるように組み付けます。 |
12:反対側のスピードメーターケーブル側も、このキリカキがあうように組み付け。シャフトを挿入して、ナットで締めて完成です。 |
分解してみてわかりましたが、中はサビや汚れでひどい状態でした。
ブレーキシューが当たる、ホイールの内側などはキレイに処理しましょう。この部分が汚れていたりするとブレーキの効きに影響がでます。もちろん油などが付着してしまうと、とても危険なので、サビや汚れを落とした後は、ブレーキクリーナーなどで洗浄・脱脂をしてください。
ブレーキシューを押し広げる部分は、泥やホコリなどがたまると、動きが悪くなり、ブレーキレバーが戻らなくなったりすることがあるので注意。
今回の作業を終えて試乗してみましたが、ブレーキの効き自体はそれほどUPしたとは思えませんでした。もう少し走って、なじんでくれば印象が変わるかもしれませんけどね。
ブレーキレバーに伝わる振動はなくなったので、サビなどのデコボコが影響していたんだろうと思います。交換後はとてもスムーズな効き方になりました。
ブレーキシューを取り外すときと、取り付けるときに苦労することがあるかもしれませんが、これを参考に、スプリングの力に負けないようにがんばってください。
作業完了後は、遅いスピードで走り、きちんとブレーキが効くかどうか確認してから、通常の走行を行ってくださいね。ホントに危険ですから〜!!
キタコ:ノンフェード ブレーキ シュー / SH-1N/モンキー/MONKEY、ゴリラ/GORILLA
|