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1:まずは、ヘッド取り外し作業でもやったように、左側クランクケースカバーを外します。 |
2:フライホイールのTマークと、クランクケースの切り欠き部分を合わせて、圧縮上死点を出します。
すごく重要な作業ですので、忘れずに。 |
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3:タペットカバーを外します。タペット調整はエンジンが冷えているときに行ってください。温まっているときは、クリアランスが変わってしまいます。 |
4:モンキーの場合、冷間でのクリアランスが、0.05ミリ。プラスマイナス0.02ミリですので、0.03ミリ〜0.07ミリの範囲で調整すればいいわけです。 |
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5:圧縮上死点が出ていれば、間違いなくスキマにシックネスゲージが入りますが、入らない場合、圧縮上死点が出ていない可能性がありますので注意 |
6:9ミリのナットを緩めたら、ナットの中央にある部分を締めます。右に回すとクリアランスが狭くなり、左に回すと広くなります。 |
この作業の注意点は、エンジンが冷えた状態で行うことと、圧縮上死点を正確に出すことです。
エンジンが温まっていると、金属は膨張し、クリアランスが変わってしまうためです。
基本的な流れとして、0.05ミリに調整したい場合、0.04ミリのシックネスゲージを入れた場合にはスカスカの状態で、0.06ミリのシックネスゲージでは、隙間に入らないはずです。
この状態で、0.05ミリのシックネスゲージを入れたときに、ククッと多少の抵抗を感じるくらいがベストだといわれているようです。
ここでは、調整作業にラジオペンチと9ミリのメガネを使用していますが、専用のアジャストレンチが出ていますので、それを使用したほうが、楽かもしれません。ちょっと動いてしまっただけで、クリアランスが変わってしまいますからね(;´Д`)
画像は吸気側だけですが、排気側も同じ作業です。
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DAYTONA:タペットアジャストレンチ シックネスゲージ A 9枚組
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