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1:シリンダーを組み付ける前に、ノックピンを忘れずに。ベースガスケットは紙製です。破いてしまわないように気をつけてください。 |
2:赤丸部分のゴムリングの付け忘れも注意!前ページで組付けておいたシリンダーをスタッドボルトに通していきます。 |
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3:途中までシリンダーを通したら、ピストンとコンロッドをつなぐ作業です。ほら!リングが見えてるでしょ。片側のピストンクリップはあらかじめつけておきます。クリップのないほうからピストンピンを挿入。 |
4:奥まで入ったのを確認して、挿入した側のピストンクリップをつけます。スペースがないため、作業しづらいけど、ピストンやシリンダーにキズをつけないようにしながら慎重に。うまくリングを縮めながらシリンダーを奥までいれます。 |
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5:シリンダーを入れる際、カムチェーンを通しておくのを忘れないでください。カムチェーンがクランクケース側に落ちてしまわないよう固定し、ガイドローラーを組付けます。ラジオペンチでつかんだほうがやりやすかったです。 |
6:あとはガスケットとゴムリングをつけて、元通りに組むだけ。このへんの作業はヘッド取り外し作業編をご覧ください。ついにボアアップ完成です。
まだキャブセッティング等が残ってますけどね。 |
おまけの作業 キックアーム付け根のオイルシール交換作業 |
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1:キックアームの取り付けボルトを外し、そのまま引き抜きます。マイナスドライバーなど先の細いもので無理やりこじりだす!(正しいやり方ではないと思うので、なにかあっても知りません 笑) |
2:オイルシールにたっぷりとラバーグリスを塗って、プラグレンチのソケットを当て、真っ直ぐ入るように叩き込む!グリスを塗らないと、ギザギザでオイルシールが傷むらしいです。 |
さぁ完成しました。キタコライトボアアップキット75cc組付け作業。
ここでの注意点は、ピストンクリップはあらかじめ片方だけ組みつけておくこと。狭いスペースで両方はめるより、片方だけでもはめておいたほうが楽ですからね。最初はコツがつかめず、うまくはめることができないかもしれませんが、説明書に載っている方法が一番わかりやすいので、よく読んでください。
失敗するとどこかへ飛んでいってしまうし、クランクケースの中に入ってしまったら大変(汗)
クランクケースにはウェスなどを詰めて、ゴミやクリップが入らないようにしておきましょう。
もうひとつの注意点は、このやり方ではなく、一般的な、ピストンとコンロッドを先につなぐ方法で行った場合、ピストンリングを縮めながら、シリンダーを挿入しなければなりません。作業スペースが狭いので慣れないとてこづります。決してあせらず、少しでもひっかかるような感覚があったら、無理に挿入するのはやめましょう。シリンダーがキズだらけ、もしくは、キック一発破損!ということにもなりかねません。
いつかは入るさ 最後まであきらめるな精神☆
これでエンジン側の作業は終了ですが、ボアアップしたエンジンに合わせたキャブセッティング、スプロケットの交換など、残された作業があります。
管理人は、ノーマルキャブのままセッティングをしましたが、ボアアップエンジンであれば、PC18やPC20などのビックキャブに交換したほうが、セッティングもしやすく、おすすめらしいです。
お金に余裕があれば、ぜひセットで交換してみてください。
キャブセッティングの様子はブログ原付バイク 激安オリジナルツーリング仕様の作成で書いてます。
その他、ボアアップ走行インプレッションや、スプロケットの謎および交換作業。プラグ交換など細かい部分についても書いていますので、ご覧ください。
⇒PC20ビックキャブ取り付け後、F14R28へとスプロケ変更をし、0-60km/hまでの加速動画
※注意 ボアアップキットを組み込むことで、原付免許では乗ることができなくなります。
小型二輪以上の免許所持者以外の人が乗ると、無免許運転として罰せられ、二種登録をしないと脱税にもなります。エンジンをばらさない限り、ボアアップしたことがわからないとはいえ、無免許運転及び脱税を推奨するものではありません。ご自分で判断し、責任をもって、ボアアップ作業を行ってください。
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